WordPressが動かない意外な理由
WordPressというかサーバーサイドの問題なのだが、アクセスが0だと動かない。
つまり、アクセス数が0のサイトではWordPressは動かない。
動かないというと壊れているの? と思う人がいるかもしれないが、そういうことではない。
サーバー上で仕事をしているのでもなければ、大抵の人はクライアント側=WindowsかMacであるいはモバイルでサーバーを使っているはずだ。
環境はなんであれ端末があって、その端末の電源はオン・オフをしていると思う。
ポイントは電源のオン・オフをするかどうかで、例えばPCであれば普段使わないときは電源を切っているはずだ。
サーバーも要するにPCで動いているのだが、では、そのサーバーの電源が切れていたらどうなるだろうか?
当然、アクセスはできない。自分のPCの電源を切ってみれば分かるが、物理的に通電していなければコンピュータは動かない。
様々なアプリケーションソフトがインストールされているだろうが、それらも当然動かない。
よくサーバーが障害で落ちるというが、サーバーに電源が入らないと、そこで動いているWordPressも止まってしまう。
故に、サーバーというのは基本的には、常に電源を入れっぱなしで使われる。
ただし、サーバーの電源が入っているからといって、常にアプリケーションが動いているかというとそうではない。
そんなことしたら、サーバーのCPU稼働率が常にマックスでおかしなことになってしまうからだ。
ウェブサーバーばアクセスされないと起動しない
ではどうなっているかというと、サーバーは常に動いているソフトと動いていないソフトというのがあって、WordPressが動いているウェブサーバーというソフトは後者の常に動いていないソフトになる。
なぜかいうと、常に独りでに動いていたらサイバーアタックを受けているのと同じになるからだ。
なので、基本的には外部からのアクセスがなければ起動しないんだよね。受け身なのだ。
ということは、そのサイトにアクセスがないと当然のことながらウェブサーバーが起動しない=WordPressも動かないことになる。
WordPressが動かなくて困るのはプラグインなどの自動通知が働かないことぐらいで、ほとんど影響はない。
しかし、WordPressのプラグインでバックグラウンドで自動処理をしている場合は、アクセスがまったくないと自動処理も行われない。
自動処理されていない場合、外部からのアクセスがまったくない、というのも疑ってみたほうがいい。
とはいえ、自分のサイトにアクセスがまったくないという状況はごく稀である。
ネット上にはサイトを自動巡回するウェブクローラーというボットブログラムがいるからだ。
ちゃんと自分のサイトをGoogleのサーチコンソールかなにかで登録しておくか、どこかのサイトにリンクを貼っておけばサイトを発見してもらえる=定期的にウェブクローラーが巡回してWordPressも定期実行される。
検索エンジンに掲載されれば、ウェブクローラー以外にも検索ユーザーの訪問によってWordPressは定期実行される。
しかし、これをしていないと自分のサイトを誰も知らないので、いつまでもWordPressが動かないなんてことになってしまう。
(たまにそういう人がいます)
最低限、Googleのサーチコンソールでサイトマップを登録しておこう。
そして、まったく外部からのアクセスがなければWordPressも動いていないので改善しよう。
よくある理由
よくあるのは2018年から推奨されたhttpプロトコルをhttpsに移行していないとか、コンテンツが更新されず検索エンジンの順位が下がりボットも誰も来てくれないといったことである。
なにもしないで放置しておくと価値がないサイトとみなされて、ウェブクローラーすら来なくなるので注意だ。