イーロン・マスク氏が率いるDOGEが、アメリカの社会保障局(SSA)の膨大なCOBOLコードを短期間でJavaに移行させようとしているというニュースが報じられました。
この計画に対して、専門家からは多くの懸念の声が上がっています。
SSAのシステムは、社会保障番号の発行や給付金の管理といった核心機能を担っています。
そのため、このシステムの移行が短期間で完了するというのは、実際には非常にリスクが高いとされています。
特に、COBOLは古い言語であり、70年以上前から使用されているため、今の若いエンジニアには馴染みがないかもしれません。
マスク氏の計画では、AIを使ってこの移行を行うということですが、急激な変更がシステム全体に悪影響を及ぼす可能性があるとの指摘があります。
技術者の中には、「短期間での移行は不可能」と懸念する声が多く、過去の事例を振り返ると、大規模なシステム移行が予定通りに終わったケースはほとんどありません。
その背景には、膨大な量のデータやシステムの複雑さが関与しており、実際の開発にかかる工数が予想以上にかさむことが常です。
さらに、COBOLのようなレガシーシステムを理解しているエンジニアが少ない今、若手エンジニアがこのシステムを扱うことになると、予期せぬ問題が起こるリスクも高まります。
特に、システムの大規模な移行や改修では、少しのミスが全体の機能に重大な影響を与えることがあります。
プログラマーとしての視点から見ると、このプロジェクトの進行状況には興味深い側面があります。
コード生成AIを利用することで、一見効率的に移行が進むように思えるかもしれませんが、実際のシステムでは人間の介入や想定外の問題への対応が必要不可欠です。
総じて、大規模システムの移行には細心の注意が求められるため、計画通りに進むかどうかは慎重に見守る必要があるでしょう。
