Perplexityが開発したAI搭載ウェブブラウザー「Comet」が、これまで月額200ドルのMaxプランだけで提供されていたのに無料化されるという発表がありました。
Cometはリリース以来、その高い性能から「インターネット上で最も人気のあるブラウザー」とも掲げられ、数百万人規模のダウンロード待ち行列が生まれていたほど注目されています。
Cometの大きな特徴は、デフォルトの検索エンジンとしてAIを活用したPerplexityが採用されていることです。
サイドバーにAIによる要約機能が組み込まれており、Webページの内容を素早く把握できます。
また、ニュースやオンラインストアの情報を横断的に検索し、最安値の提示や旅行計画、資産管理などの日常生活からタスク管理まで、さまざまなAIサポート機能が用意されています。
加えて、「Comet Assistant」というAIがブラウザ操作を手伝ってくれるのも便利です。
私個人としては、ウェブブラウザーにこれだけAI機能が密接に統合されていく流れは非常に興味深いです。
Google ChromeもGeminiの統合を進め、OperaやThe Browser Companyも独自のAIブラウザーを発表するなど、まさに新時代の競争が始まっています。
Cometが無料化された背景には、競争で勝ち抜くためユーザーベースの拡大を狙った戦略があったそうです。
今後は有料の追加機能として「Comet Plus」や「Perplexity Pro」、従来の「Maxプラン」なども用意されますが、基本機能は誰でも無料で利用可能になります。
しかも、CNNやVogue、The Washington Postなど名だたるパブリッシャーとの提携も発表され、信頼できる情報にAIを通じてアクセスできる点もかなり強力だと感じます。
AIの進化でブラウジング体験がどこまで変わるのか、エンジニアとしても今後の動向に目が離せません。
新しいAPIや拡張機能の登場にも期待したいです。

