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GoogleのAIが個人ブログから料理レシピを盗用か? AIが著作権を侵害しクリエイターはノーマネーへ

GoogleのAIが個人ブログから料理レシピを盗用か? AIが著作権を侵害しクリエイターはノーマネーへ


12月1日、GoogleがAIを使って作成したレシピ用インフォグラフィック画像が、個人ブログサイトからの無断転載を含んでいたことが指摘され、大きな話題となりました。

問題の画像は「Nano Banana Pro (Gemini 3 Pro Image)」という最新の画像生成モデルを使って公開されたもので、レシピカードの大部分が専門家によるレシピブックの内容と酷似し、「盗用ではないか」との疑いが持たれています。
X(旧Twitter)上で最初にこの問題を指摘したユーザーが「必要材料などの記載が一致している」と投稿したことで拡散し、Googleは速やかに問題の投稿を削除しました。
しかし、これによって「Google検索のAIモード」に対する非難の声がさらに強まりました。
情報ソースのリンクが明示されていない、AIのためにWebサイトのコンテンツが強制的に使われている、という2点が特に問題視されています。
この出来事は、Googleが自社のAI開発の中で独占的な地位を利用して、Webサイト制作者の労力や収益を奪いながら、AIによる要約コンテンツを再公開していることへの懸念につながっています。


続々と増えるAIの自動要約や画像生成の影響で、元のクリエイターサイトのクリック数が減少してしまうリスクも否定できません。
技術的な観点から見ると、AIによるスクレイピングや自動コンテンツ生成がますます盛んになる一方で、情報の出典や著作権への配慮は置き去りにされがちです。
プログラムで情報を収集したり自動生成を試みる際には、つい効率や機能に目が行きがちですが、そうした技術が一線を越えてしまうとクリエイター側の利益や権利が侵されてしまいます。
AI時代のサービス開発では、単なる便利さだけでなく、オリジナル制作者への敬意や適正な利益分配についてもきちんと考えたいと強く感じます。