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AIスロップでYoutubeショート垢BAN祭り発生!

AIスロップでYoutubeショート垢BAN祭り発生!


気がつけば、YouTubeを開いて流れてくるショート動画の多くがどこか似ている。
調査によれば、今やショート5本に1本がAIによって生成された「スロップ」、つまり“デジタル残飯”コンテンツだという。
このうち、3分間動画の1本は全く意味を見いだせない“ブレーンロット動画”―脳みそを腐らせる無内容なものだそうだ。
個人的にも短時間で大量消費される動画のうち、どれだけが記憶や感動に残ったのか、ふと思い返してしまう。
2026年の年始、YouTube運営が「デジタル環境汚染」を一掃する大規模なBAN(アカウント削除)を行うことが発表された。
きっかけは、悪貨が良貨を駆逐するというグレシャムの法則のごとく、低コストで量産されたAI動画が、手間と時間をかけて制作された良質な動画を埋もれさせる現象が深刻化したためだ。
AIスロップ問題は、かつてYouTubeを騒がせた子供向け不適切動画「エルサゲート」と構造が重なる。
両者ともアルゴリズムの隙間を突き、人間の関心をハックして収益を得る“システム寄生虫”のようなものだ。
違いは、今は強力な生成AIの登場でその拡散スピードが格段に上がった点。
手作業の時代とは比較にならない。
最近では「死んだインターネット理論」―ネットの大部分はボットやAI生成物で埋め尽くされ、人と人のコミュニケーションは徐々に消えつつある、という仮説すら現実味を帯びている。
スペインやエジプトでAIチャンネルが爆発的な人気を誇る今、この都市伝説が真実味を増しているのがおそろしい。
YouTubeが今回本気で収益化停止やBANに踏み切ったのは、プラットフォーム自体の信頼性維持、ひいては“生き残り”を賭けたものだろう。
プログラマーとしては、この大掃除がどのように技術的に管理・実現されるのか、つい仕組みにも関心が向いてしまう。
今後、情報やスキルだけではAIに置き換えられてしまう分野が増えるのは明白だ。
収益化の対象外になるコンテンツも増える一方で、「人間性」を証明できる独自の視点や批評性がこれまで以上に重要になるはず。
AIを「工場」、人間を「筆」にするなら、違いをどう作り出すかがカギになりそうだ。