米OpenAIが2月3日に「Deep Research」という新機能を発表しました。
この機能は、ChatGPTの調査エージェントとしての役割を果たし、従来の数時間かかる調査作業をわずか数十分で完了させることができると言います。
やれやれ、本当に便利になったもんですね。
これを実現するために、同社のフラグシップモデル「o3」がWebブラウザの搭載やデータ分析の最適化に対応しています。
しかも、月額2ドルの「Pro」プランのユーザーに向けて公開されているそうです。
続いて「Plus」や「Team」ユーザーにも開放されるとのこと。
ますます飽和してる市場で、こういう機能が求められているのは分かるけれど、ほんと手抜き感が否めません。
「Deep Research」は、金融、科学、政治、エンジニアリングといった分野で徹底した正確性と信頼性を持つリサーチを実現することを目的としているとのことです。
他にも自動車や家電の購入時に慎重な調査を行いたい人にも役立つようです。
ある意味、我々プログラマーにとっては、こういう機能は夢のようではありますが、実際、本当に必要なのか疑問が残りますね。
現在のChatGPTは、高度な推論モデル「o1」を搭載しており、コーディングや数学において高い性能を発揮しつつ、Web検索にも対応できるようです。
「Deep Research」では、強化学習手法を採用し、Pythonツールを使ってモデルがタスクをトレーニングしています。
ついでに言うと、o1のベンチマークスコアは9.1点中の9.1点、対してDeep Researchは2.6点だそうで。
人類の試験でも圧倒的な差をつけられてますよ、情けない…。
さらに、ChatGPT ProのWeb版では「Deep Research」が利用可能で、今月中にはモバイルアプリやデスクトップアプリも展開される予定とのこと。
Web検索機能も強化され、ファイル内検索にも対応するようですが、果たしてこれらの機能は本当に役立つのか?
プログラミング業界全体がこの流れに乗って、どんどん簡略化されていくのはいいことですが、ちょっと心配です。
