ある人と初対面で話してみると、やたら「ムカツク」「うざい」など感情をむき出しにした言葉が多い場合、少し警戒心を持ったほうが良いかもしれない。
研究によれば、暴力的や反社会的な傾向のある人は、普通の人と比べて感情語の使用頻度が高く、たとえば「怒」「悲」「嬉」などの単語を頻繁に口にしがちだというデータがある。
実際、ポーランドやカナダの大学の調査でも、刑務所に収容されている人や犯罪傾向の高いグループほど日常会話で感情的な単語を多く使っていることが明らかになっている。
同じような傾向は、いわゆる「自分語り」や他人の話をあまり聞かない自己中心型の人にも見られがちで、こういうタイプの人たちは、少し距離を取るのが賢明だ。
また、相手の過去の人間関係や友人についてさりげなく尋ねることで、危険な傾向がないか見抜くこともできる。
たとえば「半グレ集団に知り合いがいるか」「友人が逮捕されたことがあるか」という問いを通し、相手の交友関係もチェックできる。
犯罪傾向のある人は、同じようなタイプとつるみやすい傾向があり、その友人関係はその人自身の「鏡」とも言えるからだ。
SNSやチャットでも、やたら感情語を使うユーザーには注目。
愚痴や攻撃的な言葉ばかり目立つ場合、深く関わらないのが鉄則だ。
こういう心理的な見抜き方って、人間関係だけじゃなくて、例えばIT開発のチームビルディングや、SNS運用のユーザー分析にも応用できそう。
会話ログから感情語の出現頻度を自動で抽出して、危険フラグを立てるBotとか、APIで組み合わせてみるのも面白いかもしれない。
ログ解析と心理学を組み合わせて自動検出する仕組み、結構実用性高そうだなと感じた。

