みずほ銀行が勘定系システム「MINORI」をリニューアルすることが発表されました。
このリニューアルは、日本IBMのメインフレームを基盤とし、システムの更改に焦点を当てるものです。
近年多発したシステム障害を受けての対応であり、移行は安心・着実に進められるとのことです。
「MINORI」のリニューアルには、2025年3月期にかけて約1151億円が投資される計画があり、2019年に全面稼働したMINORIシステムの開発には400億円以上もの予算がかけられています。
このリニューアルは段階的に進められ、取引共通システムの動作をメインフレーム上で行いつつ、日立製作所のオープン基盤と統合運用を目指すものとなっています。
ここで注目すべきは、システムの流動性や安全性を高めるための取り組みです。
特に「司令塔」としての役割を担う取引共通システムは、内国為替業務アプリケーションを整備しており、ユーザーにとっても大きなメリットが期待されます。
リニューアルの第1段階として、2025年10月を予定にハードウェア交換が計画されており、これは新しい技術への移行の一環といえるでしょう。
最近の技術進歩を背景に、より効率的かつ信頼性の高いシステムへ進化することが期待されます。
エンジニアよ覚悟はいいか? 現代の蟹工船が出港するぞ。

