在宅でデスクに向かいパソコンと向き合う日々が続いています。
カレンダーには祝日が赤い文字で記されていますが、フリーランスの私は「平日」という概念が1日ずれているように感じます。
最近実施された調査によると、全国のフリーランスの60.4%が「休日の概念がない」と答え、58.0%がメンタル不調を経験したと明らかになりました。
自由な働き方の象徴であるフリーランスですが、その裏側には深刻な心理的負担が潜んでいます。
休日の概念が曖昧になっている最大の要因は、仕事とプライベートの境界が曖昧であることです。
この77.6%の人々が、自宅が職場である弊害を実感していることでしょう。
「退社」という物理的な区切りがないため、常に「働かなければ」という罪悪感に悩まされることが多いのです。
私自身も、収入の不安定さが心に影響を及ぼすことを実感しています。
月ごとに収入が大きく変動するフリーランスという立場では、今月は良い仕事があったが来月はどうなるのかと、先の見通しが立たないことが常に不安の種です。
また、約6割のフリーランスが休日にネガティブな感情を抱えている中で、収入の減少に対する不安が根強いことを知り、私も同様の感情に悩まされることがあります。
具体的な理由としては、「仕事の機会を逃す」ことや「仕事を先延ばしにする」こと、さらには「休むこと自体に罪悪感を抱く」といった心理的なプレッシャーがあります。
こうした外部の圧力に加え、自らの内面的な感情も重なり、「休みどころか、常に働いていなければ」という自己規律が過度になっているのが現状です。
さらに、休日でも業務用デバイスを持ち歩く人が多いことを考えると、フリーランスは常に「オンコール状態」という厳しい現実にさらされています。
急な業務が発生したときの対応が求められ、そのたびに心の中に不安が広がります。
このような状況は、フリーランスという立場だけが抱える構造的な問題として認識されるべきです。
孤独感やメンタルヘルスの深刻化も大きな課題です。
「仕事中に孤独を感じる」と答える人々が多く、一人で仕事をすることでカウンスリングの相手を持たず、ストレスを抱え込んでしまうことが一般的です。
調査結果を受けて、フリーランスが抱える課題として、不安定な収入構造や孤立した働き方が浮き彫りになりました。
仕事が減ると生活が直接影響を受けるため、休むことに罪悪感を感じるのは非常に自然です。
企業側が適切な休息を前提としてフリーランスを扱うことで、より健康的な働き方が実現できると思います。
社会全体でサポートできるセーフティネットの整備が進むことが急務です。
プログラマーとして、この問題が解決され、より持続可能な働き方ができる社会が築かれることを心から願います。

