Googleは、ニュージーランドにおいて「リンク税」を科す法律が成立した場合、Google検索・Googleニュース・Discoverからのリンクを停止する方針を明らかにしました。
この法律は「Fair Digital News Bargaining Bill」と呼ばれ、成立すればニュース記事に対するリンクに料金を支払う必要が生じます。
もしこの法律が成立すれば、ニュージーランドにおけるGoogle検索、Googleニュース、Discoverのニュースリンクは削除されることになります。
Googleはニュージーランドのニュース配信社の95％以上を対象に、Googleニュースショーケースを展開し、年間数百万円（数億円）を支払うことで「ニュージーランドのニュースエコシステムへの貢献」を主張しています。
このような状況はカナダにも前例があり、2023年に「リンク税」の支払い協定を結ぶことを奨励する法律が成立した際に、Googleはニュースリンクの削除を実施しました。
その後、Googleは財政支援の合意を行い、カナダでのニュース配信を再開しています。
プログラマーとしての感想を述べると、技術的にはリンクを削除する対応は可能ですが、このような法律がテクノロジーの利用と情報の自由な流通にどのような影響を及ぼすのか慎重に考える必要があります。
情報が制限されることは、ユーザー体験の質を低下させるだけでなく、技術の進化にもブレーキをかけかねません。
