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ディズニーが死亡事故遺族に「ディズニー+加入歴があるため訴訟無効」を主張していた

ディズニーが死亡事故遺族に「ディズニー+加入歴があるため訴訟無効」を主張していた


ある秋の日、ニューヨーク在住の女医、Kanokporn Tangsuanさんが夫のJeffrey Piccoloさんとその母親とともに、フロリダ州のディズニー・スプリングスを訪れ、レストラン「Raglan Road Irish Pub and Restaurant」で食事をしました。

彼らは、特定の食材に対するアレルギーリスクを避けるため、丁寧にアレルギー対応のリクエストをしました。
ウェイターはシェフと確認を取り、アレルギーフリーの料理が提供されることが念を押されました。

しかし、食事の後、Tangsuanさんはアナフィラキシーショックを起こし、持ち歩いていたエピペンを使用しましたが、搬送先の病院で亡くなりました。
遺族はディズニーに対し、監督責任を問う訴訟を起こすことにしました。

ところが、ディズニー側はTangsuanさんの夫が過去にディズニー+のサービスを利用した際の規約に基づいて、ディズニーに対する訴訟の権利を放棄したと主張しました。

ディズニーは「遺族は仲裁条項を含むDisney+の利用規約に同意しているのでディズニーに対して訴訟を起こせない」という主張です。

この規約は取引や体験の過去に基づいて現在の訴訟を無効にしようとするものです。
この事例は、ディズニーのような大企業が法的テクニカルな文言で訴訟をかわそうとすることの問題を露呈しました。

普段、プログラミングの世界でもエンドユーザーライセンス契約(EULA)が長すぎて、多くのユーザーがその中身を読まないまま同意してしまうことがあります。

これによって企業は法的義務を軽減し、個人に不利な条件を押し付けることが可能になります。
結果的に、この一件は広く報道され、ディズニーは主張を取り下げ、訴訟を継続することを決めましたが、これは特別措置とされています。

このようなケースで問題になるのは、企業がどこまでユーザーの信頼を裏切るか、そしてその影響がどれほど重大かということです。

プログラマーとしても、倫理的に責任を持ち、ユーザーの権利や安全を守る立場でいるべきで、そのために契約の透明性や適切性を常に見直す必要があります。

 

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