OpenAIが進める次世代AIモデル「GPT-5」の開発が追い込み段階を迎えている模様だ。
同社は2022年11月のリリース直後から全世界を話題の渦に巻き込んだ対話型AI「ChatGPT」のようなパラダイムシフトを狙っている。
英市場調査会社エンダーズ・アナリシス(Enders Analysis)のヘイミッシュ・ロウ氏らは最近の調査レポートでこう指摘した。
「AIの可能性に関して同社が描く野心的なビジョンに相応しいテクノロジーを提供できれば、自社の将来のみならず広く経済全般に革新的な影響をもたらすことになるでしょう。
しかし、もし期待外れに終われば、それは(OpenAIにとって)致命的な打撃になるかもしれません」
OpenAIにとってここは間違いなく正念場だ。
潤沢な資金を抱え、巨額の投資を続ける競合企業から次々と挑戦状を叩き付けられる中、同社への資金提供を続けてきたテック大手各社を納得させるには、AI開発の最先端に踏みとどまる以外の道はない。