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コミケにおける転売は「必要悪」か文化の「衰退」か? 生成AIでむしろアナログの価値爆上がり?!

コミケにおける転売は「必要悪」か文化の「衰退」か? 生成AIでむしろアナログの価値爆上がり?!


東京ビッグサイトの空気は、夏の熱気とサブカルチャーの情熱でむんむんしている。
数万人の人々がコミケ会場に集まり、それぞれの「推し」に会うために炎天下で何時間も並ぶ。
その一方、会場の外では転売を巡る見えない攻防が続く。
法規制の壁は健在だが、「同人誌」や手描き色紙のようなグッズまでをキレイに取り締まるのは難しい。
経済合理性と「作り手への敬意」、二つの価値観がせめぎ合うこの現場――その空気感が実に興味深い。
過去には人気作品の限定アイテムを求めて転売目的の集団が殺到し、普通のファンの楽しみが奪われる事件も発生した。
「悪貨が良貨を駆逐する」というグレシャムの法則が、まさか同人文化の現場で現れるとは。
コミュニティ内では、「本当に好きな人が手に入れづらくなる」という不満が常に付きまとう。
遠方に住んでいて、交通費や宿泊費に数万円をかけて来場することに悩むファンも多い。
いまや「タイパ(タイムパフォーマンス)」という新しい価値観が浸透しつつあり、「物理的な手間やリスクを考えると、プラスαの金額で転売屋から買った方が合理的」という意見も現実的だと感じてしまう。
その一方で、なんとなく負けた気もするので複雑な気持ちになるだろう。
最近は生成AIが高度化して、イラストそのものだけなら誰もが簡単に高品質な作品を手にできる時代になった。
その副作用で、逆に「直筆」「一点もの」といったアナログな価値が再評価されている。
スケッチブックへのサインやイラストも美術品のように扱われ、オークション形式で高額取引されるケースも。
でも、これって特別な資本やコネがある人しか楽しめなくなる危険性を孕んでいる。
文化の成熟でもあるし、一部の特権階級の嗜みに回収されかねない状況なのかも。
通販やネット販売で解決しようという声も多いが、同人活動の本質は「個人の趣味」だ。
すべての作者が大量の在庫や発送管理に対応できるわけではない。
多様な創作の原点は「自由な裁量」にあり、そこを圧迫してしまうリスクも考えさせられる。
転売屋に対しても、「買い物代行」という側面で存在意義を認める声がある一方で、「文化の寄生虫」として断固排除せよ、という意見も根強い。
根本的な答えは、法規制よりも結局は参加者一人ひとりの「自分のお金と気持ち、誰を支援するか」という倫理観に委ねられているのだろう。
プログラマーの視点からすると、「需要」と「供給」「利便性」と「体験価値」「アナログ」と「デジタル」が複雑に絡むこの構造は、とても素直にモデリングしたくなる題材だ。
最適化やブロックチェーンによる流通トレーサビリティ、新しい出会い方のUX設計など、まだまだ試せるアイデアが多くてワクワクする。
だけど、そこに人間らしい「魔力」なり、「一回限りの熱気」こそがコミケの本質に思えてくるから不思議だ。