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猫ちゃんは飼い主のことを一生忘れない? 捨て猫が元の家へ戻る理由

猫ちゃんは飼い主のことを一生忘れない? 捨て猫が元の家へ戻る理由


猫という生き物は、単なる「エサの人」として私たち飼い主を覚えているわけではない。
想像以上に複雑な知性を持ち、多層的な記憶メカニズムで日々の出来事、人、場所、音などを記憶として紐解いている。
2017年の京都大学の研究でも、猫が「自伝的記憶」を持つ可能性が示されていて、本当に面白い。
つまり「どこで、なにがあったか」といったエピソード記憶の力で、驚くほど細やかな思い出を重ねている可能性が高い。
条件反射だけでなく、飼い主との触れ合い、物理的な空間、居心地の良い場所や、そこで聞いた特定の音の記憶……すべてが積み重なり、高度な記憶力を発揮している。
専門家のジェーン・ダビッドソン氏によると、猫にとって「飼い主=快適な生活環境の象徴」という不可欠なピースになるらしい。
この視点、「快適」「象徴」「ピース」など抽象化しやすくて、データ構造としても参考になる。
SNSでバズった保護猫の動画には、猫の記憶力が「光と影」のように浮かび上がる話も多い。
「捨て猫が同じ場所に戻り続ける」――この行動はまさに強固な記憶の物語。
動物行動学には「分離不安」という概念もあり、猫は環境変化に非常に敏感。
一度築いた「安全な聖域(家・飼い主)」を失うと、深刻な心理的ダメージを受けることすらある。
印象的なのは、過去に引越し後、数百キロ離れた元の家まで歩いて帰った猫のニュース。
まさしく強烈な場所の記憶と執着の結果だ。
「帰巣本能」とよばれるこの行動、単純に関数的な入力・出力じゃ説明できない複雑さを感じる。
よく「旅行中に猫に忘れられるのでは?」と不安になるが、獣医のスミルノバ氏によれば否定的な見解らしい。
愛情深く接した時間は、猫の脳内に長期記憶としてしっかり刻まれるという。
確かにログを丁寧に残すプログラムみたいなものだ。
ただし、猫は今この瞬間を全力で生きる動物。
過去を覚えつつも、新しい環境でも安全や愛情を感じれば、その記憶もまた多層的に積み重ねていく。
昔から「猫は家につく」という格言があるが、それは「家という安全の保証」としての記憶とセットの意味。
猫の記憶力は本当に優れているから、飼い主にとっては一生にわたって添い遂げる覚悟と責任が問われる。