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動画編集副業は詐欺バカり!? 儲かると思ったのに私の時給300円だったリアル

動画編集副業は詐欺バカり!? 儲かると思ったのに私の時給300円だったリアル


パソコン一台で始められる、と謳われる動画編集のビジネス。
SNSやWebには「未経験から月20万円」「YouTube案件紹介」など、目を引く言葉が並び、広告や教室の勧誘もどんどん増えている。
入会金や登録料は、年数千円~数万円と幅広いが、自宅で副業ができる点や「スキルで自由に稼ぐ」というイメージに惹かれて学び始める人も多いようだ。
実際に学んだ後は、案件紹介という形で仕事が回ってくる。
しかし、内容は「30分動画編集・3000円」など、かなり単価が低い。
しかも、カット編集からテロップ入れ、効果音、サムネイルまでフルセットを一人で担当。
一本を仕上げるのに10時間以上かかり、時給換算で300円程度になるという声も。
その大変さや対価の低さに、始めてから現実に気付く人も多い。
スクールやコミュニティの運営構造にも気になる点がある。
「入会した頃は運営や先輩から熱心にサポートされるが、しばらくすると新規勧誘ばかりが優先され、既存のメンバーは後回しになる」、「案件の数自体が少なく、単価もどんどん下がる」など、システムの中身には経済的な搾取構造を感じるという経験談が目立つ。
運営サイドは登録料で安定収益を得るが、実際に稼げるチャンスは非常に限られており、多くの受講者は途中で消耗してしまう。
もちろん、動画編集の需要は実際に拡大しているし、きちんとスキルと経験を積めば良い案件もある。
だが「未経験でも誰でも稼げる」という売り文句は現実には程遠い。
相場や仕事内容をよく知らず、夢だけ見て飛び込むと、安い単価で大量の労働を強いられる、いわば搾取に近い構造が広がっているように思える。
個人的には、この仕組みはプログラミング学習の界隈とも似ている部分が多いと感じる。
派手な宣伝や「簡単に稼げます」といった言葉が独り歩きしがちだが、やはり実力を付けるまでの過程は地味で、案件を探したり低単価から始めたりする現実が待っている。
楽に稼げそうなスキルほど、最初に躓いたり消耗したりするリスクが高い印象だ。
「自分の時間や労働の価値はどれくらいなのか」、甘い言葉だけでなく一歩引いて仕組みを見極めることは、どんな分野でもとても大事だと思う。