東南アジア、特にミャンマーがオンライン詐欺の拠点として注目を集めている。
この地域では、中国をはじめとする多くの国で様々な詐欺集団が活動しており、中国最高人民法院の発表によれば、オンライカジノの勝敗を操作して12億円を詐取した事例が存在するという。
フィリピンやカンボジアなど、周辺国も同様に詐欺の温床となっているようだ。
最近の取り締まりにより、これらの詐欺グループの存在が明るみに出てきた。
一例として、旅行名目でラオスに渡航した中国人男性が、国内の女性に対してロマンス詐欺を行った結果、19年の懲役刑を受けることになった。
また、留学を目的とした中国人学生がSNSを通じて他の留学生に虚偽の為替レート情報を流し、60万元の被害をもたらす事件も発生している。
中国政府はこれらの詐欺行為に対して厳罰を課す姿勢を強調し、批判の声も上がっている。
また、ミャンマーの軍事政権はタイと連携し、詐欺防止のための協力を強化することを発表した。
ミャワディを拠点とする詐欺集団に対する対策会議も近く行われる予定だ。
この状況を見ていると、テクノロジーの発展が新たな詐欺手法を生み出していることを感じる。
