大阪市に住む高校2年生の男子生徒が、インターネットカフェ「快活CLUB」を運営する会社へのサイバー攻撃を行ったとして再逮捕される方針が固まりました。
彼は自作プログラムを使い、約72万件にも及ぶ会員情報を不正に取得した疑いが持たれています。
興味深いのは、この攻撃の際にAI――具体的には「チャットGPT」を活用し、プログラムの実装やエラーへの対処、機能改善まで行っていた点です。
AIを悪用する発想は今ならでは、と感じます。
警視庁の調べでは、男子生徒は運営会社の公式アプリのサーバーに不正アクセスし、会員情報を抜き出すプログラムを開発。
その過程で、システムの防御策を突破する方法やエラー発生時の対応をAIに聞きながら改善を重ねていたとのことです。
また、「ディスコード」などのオンラインサービスを使って攻撃の予告や実況中継までも行っていたというのは、まさにデジタル世代ならではの行動パターンだと思います。
プログラマーとして技術面に目を向けると、自作ツールと対話型AIの組み合わせというのは非常に強力なアプローチです。
特に不慣れな部分の突破口として、エラーにぶつかった際にAIを活用して修正のヒントを貰ったり、プログラムの効率を上げるための最適化を相談したりする流れは、今後ますます増える予感がします。
もちろん、技術には責任が伴いますが、こうしたケースを見ると、AIの力をどう使うかは利用者次第だという点を改めて考えさせられます。

