最近、Metaが運営するInstagramやFacebookで、無関係な企業の広告が出て、実際に詐欺に遭うケースが増えているという問題が浮上しています。
特に、アトランタ郊外で住宅リフォームや園芸用品を販売するエドガー・グスマン氏は、2年以上にわたりこの詐欺広告に悩まされています。
広告には電動工具やその他の商品が格安で販売されていると謳われていますが、実際には支払った代金に対して商品が届かないというトラブルが続出しているのです。
さらに、詐欺行為は金融機関や送金サービスにも広がっており、特にJPモルガン・チェースのZelleを利用するユーザーからも被害が報告されています。
Metaの社内調査によれば、広告の約70%が詐欺や違法商品を宣伝しているとのことです。
この数字は非常に高く、プラットフォームの信頼性に大きな影響を及ぼしています。
また、Metaの広告ライブラリを調べたところ、グスマン氏の事業に関する広告が1年間で4400件以上も掲載されていました。
これらの広告は、中国やスリランカ、ベトナム、フィリピンなどの詐欺サイトから転載されたものであり、実店舗の情報を悪用しているケースも少なくありません。
このような詐欺行為を防ぐためには、AIや機械学習を用いて広告の分析を強化し、不正を検知するシステムを導入する必要があるということです。
特に、ユーザーの報告データや広告のパターンをフィードバックとして活用することで、より効果的な防止策を講じることが可能になるでしょう。
こうした課題に対処することが、今後のソーシャルメディアの発展にとって不可欠だと感じています。

