令和5年(2023年)の法務省の発表によると、外国人技能実習生の失踪者数が過去最多の9,753人に達したという。
この数は、技能実習制度全体における失踪者の割合を1.9%とし、過去数年と同水準を維持していることが分かる。
特にベトナムからの技能実習生の失踪者数が最も多く、とはいえ、令和4年からは約8.9%減少したとのことだ。
この減少の要因として、法務省は令和3年以降に失踪者の発生を抑制するための新規受入停止措置を実施し、またベトナム国内での施行法改正により、海外で働く労働者の費用負担軽減が影響していると分析している。
しかし、依然としてベトナム人技能実習生の失踪が最も多い状況であり、制度運用には課題が残る。
日本は外国人さえも逃げ出すブラックな職場ということか。
今後、政府は失踪防止策として、労働条件のミスマッチを防ぐ取り組みを進める意向を示しており、具体的には日本に来る前に労働条件を確認する仕組みを導入することで失踪抑制を図る方針だという。

