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トレカ開封の醍醐味を奪う?CTスキャンが問うトレーディングカードゲームの未来

トレカ開封の醍醐味を奪う?CTスキャンが問うトレーディングカードゲームの未来


トレーディングカードゲームといえば、ワクワクドキドキするブースターパックの開封。

 

その際、「果たして欲しいカードが入っているのだろうか?」という期待が、ゲームの醍醐味の一つですよね。

 

しかし、この楽しみの定義を覆すような新しい技術が登場して、世間の賛否が分かれていることをご存知でしょうか。

 

最近、あるYouTuberが自身のチャンネルで衝撃的な動画を公開しました。

それは、海外の企業Industrial Inspection & Consultingが協力の元、未開封の『ポケモンカードゲーム』ブースターパックをCTスキャンにかけ、中身のカードが何かを透視するというもの。

これには、トレカ愛好家から熱い視線が集まりました。

そのCTスキャン技術はX線によってパックのスライスから3Dモデルを作成し、未開封の状態でも中のカードをシルエットで確認することができるというもの。

まるで科学捜査の現場のようなこの手法は、高価なカードのみを取り出し、残りを売るような悪質な行為を可能にしてしまうという問題点があります。

そして、このサービスは何と1パックスキャンにつき75ドルという値段で提供されることが発表されました。

普通のブースターパックの価格と比較すると、非常に高額な印象です。

人々は、これによってトレカの本来の楽しみ方が損なわれ、市場の価値観が変わってしまうことを懸念しています。

II&Cは自らの立場を守りながら、「この技術は他社が提供しており、われわれは顧客にサービスを提供するだけである」と釈明しています。

しかし、本来の楽しみ方を壊すこのスキャンサービスは、トレカ市場に新たなモラルの問いを投げかけています。

プログラマー的な視点で言うと、この技術自体は非常に興味深いです。

私たちは常に新しい技術を追求し、それを実用化することに喜びを感じますが、その技術がどのように使われるかは大きな問題です。

問われるモラルに対しても、私たち技術者は意識し、社会の倫理観とのバランスを取りながら開発を進める必要があります。

開封の楽しみを取り上げてしまう可能性があるという点を考えると、問題定義は「技術の悪用を防ぎつつ、トレカという趣味の文化を守る」というものになります。

 

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