国税庁が発表した新たな「e-Tax」システム、これが私たちの申告プロセスに革命を起こすかもしれません。
令和7年1月から、スマホの生体認証で申告書を作成・送信できるようになります。
一度設定が完了すれば、マイナンバーカードを取り出す必要がなくなるというのです。
まずは、Androidデバイスに向けてこのシステムが実施されます。
申告書を作成し、「e-Tax」で送信する際には、スマートフォンでマイナンバーカードを読み取り、その後電子署名が必要になります。
今までは、利用者証明用電子証明書のパスワード入力が避けられませんでしたが、この煩雑さを大幅に軽減する取り組みが行われています。
特に「スマホ用電子証明書」という新しい仕組みが導入され、登録済みの端末では、生体認証がパスワード入力の代わりを果たします。
設定が一度完了すれば、マイナンバーカードをスマートフォンで読み取る必要はありません。
これは、現代の技術を最大限に活用し、利便性を極限まで高めようという試みです。
現時点でこのシステムは、令和5年5月から提供開始され、約2つのAndroid端末で利用可能となっています。
iOSユーザーについては、来年の春にリリースされる予定です。
これにより、申告作業が一層便利になりそうです。
ただ、プログラマーとして思うのは、このシステムがどれだけスムーズに動作するかが鍵です。
生体認証の精度や、機種依存の問題、そしてシステムの安定性など、多くの課題が潜んでいます。
本当に便利になるかどうかは、これらの課題がどのように解決されるかによるでしょうね。
開発チームには、しっかりとしたテストとフィードバックを基にした改善を心から期待しています。
